児童文学作家【くすのきしげのり先生の特別講演会】
こんばんは、みー助です。
今日は受講中のEVERY絵本オンラインサロンの特別講演会がありました。
児童文学作家【くすのきしげのり先生の特別講演会】
以前ブログでも紹介した『のら猫のかみさま』の著者です。
ボロボロ泣いてしまったこの作品の著者の生声を聞けるという事でとても楽しみにしていました。
今回初めて知ったのですが、先生の作品は、一つの絵本の中の登場人物が、また別の絵本に登場して、またその絵本の中の登場人物が、他の絵本に登場する・・・
という感じで、わき役というのがありません。
主人公に関わっている人物が、他の話の主人公になっていたり、その話の主人公が親になって、その子供が主人公の話があったり。
誰もが主人公であり、どこかで誰かと繋がっていたりする。
登場人物のつながりの解説を聞いていて本当に驚きました。
一つの物語では終わらせず、その人たちの人生を感じることができます。
そして、直接的に関わっていなくても、どこかで何かしらの繋がりがある。
自分が乗り越えた事で笑顔になる、ハッピーになる。それが誰かに伝染して、他の誰かの力になり、他の誰かを笑顔にし、ハッピーにする。
同じ伝染や連鎖反応を起こすなら、負の連鎖よりもハッピーな事の方が何万倍もいいですよね。
くすのき先生の絵本は一冊では終わらない。いつまでもどこまでも繋がっていく物語なんだと思います。
そして、他にも面白かったのが、有名な童話をちょっともじった絵本です。
『マッチやのしょうじょ』
不幸な少女の代表的な物語を、全く違う結末に導いています。
ただその日の少女を救うだけではなく、少女の未来をも考えて、どう手を差し伸べるかをうまく表現している物語です。
話のネタばれはしたくないので、是非読んでみてください。
本家の結末は大人になった今でも心苦しくクリスマスに思い出したくない重い話ですが、この絵本はそんな思いをしません。とってもスッキリします。
くすのき先生の作品は、心に響く泣ける話もあれば、笑える話もあるし、深く考えさせられる話もあります。
まだまだ全部を読めていませんが、これから少しずつ読んでいきたいと思いました。
先生自身はとても優しい方で、本当に子どもたちの事を常に思って作品を作っているんだなと感じました。
そして「いい声」をされていて、先生自身が絵本の読み聞かせをしてくださったのですが、これまた、まぁ~~素敵なお声。
なんて優しい語り口調なんでしょう。
私もあんな優しい声で上手に読み聞かせ出来るようになりたい!
これから私は発達障害の子供たちに関わって行くので、子供達に安心感を与えられるようにはどうすればいいのかをいつも考えています。
必要な資格はもちろんの事ですが、私の中では「声」や「口調」というのも重要ではないかと思っています。
安心して私にお話をしてくれるように、絵本講師の方々のような優しい口調で話せるようになれたらなぁ・・・
元々が低い声で、話も上手ではないから少し不安ですが、娘に絵本を読み聞かせながら、どうお話していったらいいか勉強中です。
そういえば2月に娘のこども園で「読み聞かせ当番」があります。
うわぁ・・今から緊張してきた・・・優しい声作り間に合わないかも(汗)
もうここは自分の声を活かして、私の大好きな絵本を読んでやろうかしら。
『いるの いないの』 作:京極夏彦 絵:町田尚子
本屋で一目ぼれした絵本です。
しょうがない、私怪談好きですもん。これが一番好きです。
あっ、やばい。せっかく真面目な講演会に参加したのに、全く違う方向に行ってしまいました(汗)
ちょっと反省・・・
怖がりの子供には絶対見せないほうがいいですよ。トイレにもいけなくなります。
はい、娘に読み聞かせてトイレ一人で行けなくなりました。
母反省(このセリフ、ブログによく出てきます)
皆さんは素敵な絵本を読み聞かせてあげてくださいね♪
今日の私は繋がる物語の奥の深さについて学びました。
明日の私は何ができるかな。
それでは皆様おやすみなさい。